面談の目的を明確にする【訪問看護】【1on1】【人事評価】
2025.02.20

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株式会社クルージズ・テクノロジーズの牟田です!
弊社は現在、医療介護業界の方、中でも訪問看護さんに特化して、理念を叶えるためにチーム作りをシンプルな人事評価制度を活用してサポートしておる会社です。
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面談の目的を明確にする
訪問看護ステーションや在宅医療・介護事業を経営において、スタッフとの面談は、単なる業務報告の場ではなく「成長を支援し、組織の信頼関係を深める重要な機会」 です。しかし、面談の目的が明確でないと、「お説教ばかりの面談」「ただの雑談」「形だけの面談」となり、本来の意義を果たせなくなってしまいます。
今回は、訪問看護ステーションにおける面談の目的と、やってはいけない面談の例を紹介し、スタッフの成長と組織の信頼を高める面談のポイント をお伝えします。
面談の目的を明確にする
面談には、大きく分けて 「不安の解消」「成長に対するフィードバック」「目標に対するフィードバック」「信頼関係の構築」などの目的があります。これらの目的を意識することで、面談の質が向上し、スタッフが前向きに成長できる環境を作ることができます。
1. 不安の解消
訪問看護や在宅医療の現場では、スタッフが不安を抱えながら働くことが多い です。
- 初めての訪問で不安
- 利用者さんやご家族との関係性に悩んでいる
- 業務負担が大きく、ストレスを感じている
- 社内の人間関係に悩んでいる
面談では、こうした不安をしっかり聞き、適切なサポートを提供することが重要です。単に「頑張れ」と励ますのではなく、具体的な解決策を一緒に考え、安心して働ける環境を作る ことが求められます。
2. 成長に対するフィードバック
スタッフが主体的に成長するためには、「できていること」「改善すべきこと」の両方を伝えるフィードバック が必要です。
- 良い点はしっかり評価する:「この対応は素晴らしかった」「成長が感じられる」と具体的に伝える
- 改善点は建設的に伝える:「ここを意識するともっと良くなる」「次回はこうしてみよう」と前向きなアドバイスをする
「指摘ばかり」ではモチベーションが下がり、「褒めるばかり」では成長が鈍ります。バランスを考えたフィードバックを心がけましょう。
3. 目標に対するフィードバック
人事評価制度がある以上、スタッフの目標達成に向けたフィードバック も欠かせません。
- 目標に対して、進捗はどうか?
- 達成できていない場合、何が原因か?
- 今後、目標達成のためにどんなサポートが必要か?
単なる評価のための面談ではなく、「どうしたら達成できるか」を一緒に考える場 にすることで、スタッフも納得感を持って目標に向かえます。
4. 信頼関係の構築
信頼関係が築けていないと、スタッフは面談を「形式的なもの」と捉え、話しづらさを感じてしまいます。
- 普段からコミュニケーションを取り、面談の場を「評価の場」ではなく「成長を支援する場」にする
- スタッフが話しやすい雰囲気 を作り、意見や悩みを率直に言える環境を整える
上司とスタッフの信頼関係が強くなることで、スタッフの成長意欲が高まり、チームの団結力も向上します。
やってはいけない面談の例
面談の目的が明確でないと、逆効果になってしまうこともあります。特に以下の2つのタイプの面談には注意が必要です。
1. 上司が一方的に話す「お説教型面談」
これは 「上司の自己満足」になってしまう面談 です。
- スタッフの話を聞かず、一方的に注意・指導をする
- 「お前はこうしろ」と決めつけるような言い方をする
- 部下が意見を言う余地がない
→解決策
面談の時間の 50%以上をスタッフが話す時間にする ことを意識しましょう。「最近どう?」と問いかけることからスタートし、相手の考えを引き出すことが大切 です。
2. スタッフが上司を軽視する「逆転型面談」
逆に、上司がスタッフから 「なめられる」ような面談 も問題です。
- スタッフが上から目線で話し、上司の指示を聞かない
- 上司が指導せず、スタッフの言いなりになる
- 上司としての威厳がなく、組織としての統率が取れない
→解決策
信頼関係を築くことは大切ですが、上司と部下の立場は明確にする ことも重要です。スタッフに対しては誠実でありながらも、リーダーとしての姿勢を示し、尊敬される存在であること を意識しましょう。
まとめ:目的を明確にし、成長を支援する面談を
訪問看護ステーションや在宅医療の現場で、スタッフが安心して働き、成長できる環境を作るには、面談の目的を明確にすることが重要 です。
✅ 面談の目的
- 不安の解消(安心して働ける環境づくり)
- 成長のフィードバック(できていること・改善点を伝える)
- 目標に対するフィードバック(達成に向けたサポート)
- 信頼関係の構築(普段からのコミュニケーションが大切)
✅ やってはいけない面談
❌ 上司の一方的なお説教型面談(スタッフが話す時間を増やす)
❌ スタッフに主導権を握られる逆転型面談(リーダーとしての姿勢を示す)
面談は、スタッフの成長を支え、組織を強くするための重要な時間です。「評価する場」ではなく、「未来を一緒に考える場」にすることを意識し、スタッフと共により良い組織を作っていきましょう!
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