役職と役割の違いを明確にする【訪問看護】【仕組化】【人事評価】
2025.02.20

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弊社は現在、医療介護業界の方、中でも訪問看護さんに特化して、理念を叶えるためにチーム作りをシンプルな人事評価制度を活用してサポートしておる会社です。
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役職と役割の違いを明確にする
訪問看護ステーションや在宅医療・介護事業を経営する中で、「管理職を任命したが、思うように機能していない」「スタッフの業務が重なったり、逆に誰もやらなかったりする」といった悩みを抱えている経営者の方は多いのではないでしょうか?
その原因の一つとして、「役職と役割の違いが明確になっていないこと」が挙げられます。多くの企業では「主任」「マネージャー」「リーダー」といった役職を与えることはしますが、その人が何をするのかという役割が曖昧なままになっていることが多いです。
今回は、訪問看護ステーションにおいて役職と役割の違いを整理し、適切に役割を設定することで組織を強くする方法について解説します。
役職とは?役割とは?
まず、「役職」と「役割」の違いを整理します。
- 役職:組織内のポジションの名称(例:主任、マネージャー、管理者、リーダーなど)
- 役割:そのポジションに求められる具体的な業務内容や責任(例:部下の育成、業務の進捗管理、チームの成果向上など)
例えば、「管理者」という役職を与えたとしても、「管理者の役割」が明確でないと、本人も何をすればよいかわからず、部下も指示を仰ぐべきかどうか迷ってしまいます。
管理者にもかかわらず数値責任がない、数値意識がない、プレイヤーでしかないということが少なくありません。
役割が曖昧な組織に起こる問題
役割が不明確なままだと、組織には以下のような問題が発生します。
- 誰が何をすべきかわからない
⇒責任の所在が曖昧になり、仕事の抜け漏れが発生する。 - 管理職の業務が属人的になる
⇒ある管理職は部下の育成をするが、別の管理職はほとんど手をかけないなど、マネジメントの質にばらつきが出る。 - スタッフの不満が高まる
⇒「私はこんなに頑張っているのに、なぜ評価されないのか?」「あの人は何もしていないのに役職についている」といった不公平感が生まれ、離職の原因となる。
役割を明確にすることで組織が機能しやすくなる
役割を明確にすることで、以下のようなメリットがあります。
- 業務の責任範囲が明確になる
⇒誰が何を担当するのか明確になり、業務の抜け漏れが防げる。 - スタッフの成長が促進される
⇒「役割」があることで、管理職はリーダーシップを発揮しやすくなり、部下もどのように成長すべきかがわかる。 - 組織のパフォーマンスが向上する
⇒チームとしての機能が強化され、効率的な運営ができるようになる。
訪問看護ステーションにおける役割設定の具体例
例えば、訪問看護ステーションの管理職には、以下のような役割を明確に設定するとよいでしょう。
役職役割(例)管理者組織全体の運営、売上管理、スタッフのマネジメントリーダー新人教育、現場の調整、看護の質の向上主任訪問業務のスケジュール管理、患者さんの対応、スタッフのフォロー教育担当研修プログラムの作成、新人フォローアップ
このように、役職だけでなく、具体的な役割を設定することで、管理職の仕事が明確になり、組織が円滑に回るようになります。
まとめ
訪問看護ステーションの組織運営において、役職だけを与えて満足するのではなく、その役職に必要な「役割」を明確にすることが重要です。
- 役職はポジション、役割は業務と責任の具体的な内容
- 役割が明確でないと、責任の所在が曖昧になり、組織が機能しにくくなる
- 役割を明確にすると、スタッフの成長や組織のパフォーマンス向上につながる
経営者として、管理職にどのような役割を担ってもらうのかを整理し、組織をより強く成長させていきましょう!
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