経営者がつぶさないと決めている
2024.12.05
経営者がつぶさないと決めている
これは何よりも重要です。
経営者として、会社として大成功するとか以前に、「会社をつぶさない」という想いが何よりも大事です。
ではそもそも「つぶれる」ということはどういうことでしょうか。会社が「つぶれる」というのは、収益が赤字続きでキャッシュフローが途絶え、運転資金を確保できなくなる状態です。これには、売上の減少、過剰な借入、コスト管理の甘さなど、さまざまな要因が挙げられます。
企業の生命線であるキャッシュフローが断たれると、どれだけ理念が素晴らしくても事業は続けられません。
何が何でも、つぶさない。そのために、経営者が取るべき行動を3つ挙げます。
- キャッシュフローの管理
日々の収支を把握し、収益が一時的に減少しても対応できるだけのキャッシュを確保することが重要です。これにより、予期せぬトラブルが発生しても、企業の継続を可能にします。特にこの在宅医療介護の業界ではキャッシュが入るタイミングが先であったり、そもそものスタッフ1人当たりの売上に限界があるため、本当に注意が必要です。
他の業種にも言えることですが、「1円単位」で管理しましょう。 - スタッフの育成とモチベーション管理
人財は企業の最も重要な資産です。スタッフが意欲を持って働ける環境を整えることが、生産性向上に繋がります。採用にこだわること、定着のための取り組み、そして、定期的な評価やフィードバックを行い、スタッフの成長を促すことが必要です。
採用しても辞めてしまうという状態が続いてしまうと採用コストが無駄になるだけでなく、教育のための時間も無駄になりますし、退職のための対応に時間もお金もかかります。 - 柔軟な経営戦略
外部環境、市場の変化はもちろん、社内の状況に柔軟に対応する力を持つことが大切です。市場も制度も変わります。スタッフの数が変われば、年齢が変われば、対応すべきことも変わります。
ビジョンは保ちながらも、必要に応じて戦略を変更し、時代に合ったサービスや人財戦略を提供し続けることが、企業の存続に繋がります。
「つぶさない」と決めた経営者は、強い意思を持ち、常に会社の将来を見据えた判断ができる人です。また、自らの行動で社員に模範を示し、周囲に勇気を与えるリーダーシップを発揮する特徴があります。
もし今、経営で悩んでいる方がいたら、まず「諦めないこと」が大切です。経営は常に困難に満ちていますが、適切な対応を続けていれば必ず未来は開けます。あなたが持つ熱意と努力は、必ず会社の未来を切り開く力になります。