基本給テーブル作成の注意点
2024.12.05
基本給テーブルって皆さん作りたくなるけど…
評価制度に興味をもっていらっしゃる方の多くは
「基本給テーブル」の作成にも興味をもっていらっしゃると思います。
しかし、基本給テーブルって皆さん作りたくなるのですが、非常に注意が必要です。それはなぜか。
もう開業して何年もたっていて、2~3年売上が安定しているっていう状態でないと基本給テーブル(等級テーブル)を作れないと考えます。
上記の状態でなければ、作ったとしてもそれ通りにはいかないし、また変えることになるからです。
とはいえ、みんなの頑張りを何かに反映してあげたい!
というお気持ちはあることも分かります。
まずは賞与のルールや昇格基準を決めることから。
ない袖は振れない。。。
なので、出来るところから始めることがおすすめです。
基本給のルールを決めると「やっぱなし!」、「戻させて」って中々出来ないもの。
後戻りは中々できません。
人事の制度は会社と社員とのお約束だから。
それを「やっぱなし!」とするのは約束を破っていることで社員からの信頼を失いかねない。(私は前職のベンチャーでしょっちゅうこんなことがありました)
基本給にルールをつけるのは会社の売上が安定してからです。
ただし、だからといって採用時に「前職の給料を基準に…」で簡単に決めてよいものではないです。
となると、会社としては本当は評価している(高い給料にしたい)人とそうでない人が違った給料になってしまうことがあり、非常に不公平が生まれてしまいます。これまた是正するのはめちゃくちゃ大変なんです。
・採用基準を明確に
・採用を焦らないこと(これは私自身もw)
・ない袖は振れぬこと(立ち上げ期であること)をはっきり伝える
・ただし頑張りを還元する意思はあること(例えば評価制度で賞与アップや昇格のチャンスがあること)を伝える
など、出来ることはあるはずです。
経営。お金の使い方など焦らないこと。
これが大事です。