人事評価制度は最初から作りこみすぎず、スモールスタートであり、PDCAすること前提で導入している【訪問看護】【人事評価】【面談】
2024.12.05
ごあいさつ
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株式会社クルージズ・テクノロジーズの牟田です!
弊社は現在、医療介護業界の方、中でも訪問看護さんに特化して、理念を叶えるためにチーム作りをシンプルな人事評価制度を活用してサポートしておる会社です。
人事評価制度は最初から作りこみすぎず、スモールスタートであり、PDCAすること前提で導入している
「人事評価制度を導入したい」と考える経営者は多いでしょう。しかし、人事評価制度導入した後、失敗する多くの経営者の最大の失敗理由のひとつが、「うちには早かった」というものです。なぜそうなるか。初めから大きく、完璧で複雑な制度を目指してしまうからです。
導入後によく起こる失敗例として以下が挙げられます:
- 制度が複雑すぎて、社長や管理職、人事担当者が正確に理解できていない。
- スタッフから質問が来ても答えられず、不信感を招く。
- 評価者によってスキルや基準がバラバラで、公平感が損なわれる。
- 忙しい日常業務の中で、所定の面談スケジュールや評価承認の期日を守れず、形骸化する。
これでは、スタッフの不平不満を招くだけでなく、評価制度そのものが機能しなくなり、せっかくの取り組みが失敗に終わってしまいます。
どんな取り組みでも成功の鍵は「スモールスタート」、つまり小さく始めることです。人事評価制度も例外ではありません。最初から完璧な仕組みを目指すのではなく、まずは簡単な形で運用を始め、徐々に改善していくことを前提にするのがポイントです。
たとえば、以下のような流れで進めると効果的です:
- 具体的かつシンプルな評価基準を設定する
最初は5つ程度の評価項目に絞り、スタッフが理解しやすいシンプルな基準を作成します。 - 管理職や評価者のスキルを揃える
管理職が評価基準を正しく理解できるよう、事前に簡単な研修や説明会を行います。 - トライアル運用を行う
一部のチームや小規模な範囲で試験運用を実施し、問題点を洗い出します。特に要となる評価者クラス(管理職クラス)から半年から1年運用することがおすすめです。 - PDCAサイクルを回す
実際に運用してみて、フィードバックを基に制度を見直し、徐々に改良を重ねます。
こうしたステップを踏むことで、制度が着実に組織に定着し、スタッフの信頼を得られるようになります。また、スモールスタートであれば、評価制度が経営者や管理職にとっても負担になりにくく、忙しい日常業務の中でも運用を継続しやすいのです。
評価制度を導入する目的は、スタッフの頑張りを正しく評価し、報酬や成長の機会を提供することです。そのためには、制度そのものが現場に合っていること、そしてスタッフ全員が納得できる形で運用されていることが不可欠です。
「小さく始める」「改善を前提にする」という姿勢を持ちながら、じっくりと人事評価制度を育てていきましょう。それが、組織の安定と成長を支える基盤となるのです。