経営計画に基づいて採用している
2024.12.05
ごあいさつ
いつもご覧いただきありがとうございます!
株式会社クルージズ・テクノロジーズの牟田です!
弊社は現在、スタッフ30名以下の医療介護業界の方、中でも訪問看護さんに特化して、理念を叶えるためにチーム作りをシンプルな人事評価制度を活用してサポートしておる会社です。
経営計画に基づいて採用している
多くの企業が抱える問題のひとつは、そもそも明確な経営計画を持っていないことです。特に、人員に関する経営計画は20%以上の企業で経営計画書に記載されていないようです。
さらに、当然ながら、人員計画を経営計画に入れていない企業はそれが従業員に浸透していないと答えたのが58%以上に上ります
この状況は、将来の事業運営や採用戦略に大きな影響を及ぼします。特に、採用においては、計画なしで進めてしまうことが後に問題を引き起こす可能性が高いです。
よくある誤りとして、スタッフから「人手不足で大変だから」という声を受けて、急いで採用を行うケースが挙げられます。しかし、これは絶対に避けるべきです。短期的な対応で人員を増やすことは、一見解決策に思えるかもしれませんが、長期的には経営に大きな負担をもたらすことがあります。
採用を計画的に進めるためには、労働分配率や粗利率をしっかり計算し、スタッフ一人がどれだけの売上を生み出せる状態になったら採用を検討する、という基準を持っておくことが重要です。労働分配率とは、売上に対してどれだけの人件費を支払うかを示すものであり、粗利率とは売上に対して利益がどれだけ残るかを表します。これらの指標を基に、どのタイミングで新しいスタッフを迎えるのが適切かを見極めることで、無理のない採用が可能となります。(特に訪問事業では、1人で訪問出来るまでの教育スピードを上げるなんてことも課題ですね。)
最も注意しなければならないのは、計画上では「あと3人必要だから」と焦って採用基準を下げてしまうことです。採用基準を下げて短期的に人員を増やした場合、後で組織全体に大きな問題が生じることが多くあります。スキルが不足していたりということももちろんですが、会社の理念や価値観に合わない人材を無理に採用すると、チームの結束が乱れ、生産性が低下するだけでなく、最悪の場合、組織が崩壊する可能性もあります。
経営計画に基づいた採用を行うことで、企業の持続的な成長を支える強固な組織を作ることができます。計画的な採用は、ただ人手を増やすだけではなく、会社全体のバランスを保ち、長期的な成功につながる重要な要素です。採用は慎重に、そして焦らずに進めることが、組織を強化し、未来の成長を支える最良の方法です。